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2011.07.13 (Wed)

スイカの皮のさっぱりサラダ

今回は内部被曝のことを書いています。
お料理のところだけ読む場合には、本文をスクロールしてくださいね。

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食品による内部被曝を不安視する声に押され、厚生労働省が初めて、食事による内部被曝量を試算して発表しました。
食事被ばく量、25%増 厚労省試算というニュースがありました。
厚生労働省的には、「1年間では同0.106ミリシーベルト」であり「食品からの被ばくは安全性の観点で相当程度小さいものに留まる」だそうです。

この報道にもとになっているのは、厚生労働省:薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策部会(7月12日開催)のサイトで公開されている資料4:作業グループ(線量計算等)における検討状況についてです。

試算については「平成23年6月20日までの期間で厚生労働省が集約した食品中の放射性物質のデータ(厚生労働省のWebサイトで公開されているものと同じデータ)と厚生労働省が行った食品の摂取量調査を組み合わせ、摂取した放射性物質の量から線量への実効線量換算係数を用いて東京電力福島第一原子力発電所事故の発生から現在までの食事からの預託実効線量を推計する。また、7月以降も6月と同様の汚染状況が続いたと仮定した場合の一年間の摂取に伴う預託実効線量についても検討する。この推計では、米などの収穫期を迎えておらず、測定されていない食品の放射能の濃度は0Bq/kgとしてあつかう」と説明されています。

どのレベルの汚染度の食品を、どの程度食べたことを想定したのかは書かれていませんし、原発事故以前には食品には放射性物質はゼロとなっています。
しかし、福島原発事故以前の通常時であっても、放射性物質が含まれた食品はひろく日本全国にありました。
また、放射性物質による食品汚染の調査をしていても、原発事故によって飛散したすべての放射性物質の検出をしているわけではなく、ごく限られたものです。

「放射線診療への不安にお答えします」というサイトで食品中の放射性核種の摂取量調査・評価 研究として、平常時の放射性物質の摂取に関する数値などが発表されています。

平常時の食品中の放射性物質摂取の論文のもとになっているのは、平成19, 20, 21年度に日本国内全8地域10都市(北海道:札幌市, 東北:仙台市, 関東I:東京都, 横浜市, 北陸:新潟市, 金沢市, 近畿I:大阪市, 中国:広島市, 四国;高知市, 北九州:福岡市)で実施した調査データです。

福島第一原発事故以前であっても、チェルノブイリ原発事故や核実験などにより放射性物質は日本にも飛んで来ており、食品からの放射性物質の摂取はありました。
今は平常時に加えて、原発事故による放射性物質の取り込みが加算されると考えたほうがよいのではないかと思います。

また、平常時と原発事故後にそれに加えて、今なお空気中には放射性物質が含まれていますし、地面には放射性物質が落ちていますので、そうしたものが呼吸によって取り込まれることも考慮すべきかと思います。

厚生労働省などが発表する数値は、あくまでも想定したモデルを用いた食品のみの試算であり、私たちの子どもたちが校庭で走り回ったり、泥遊びしたりする生活をそのまま反映させたものではありません。
それぞれに食べるものも量も違いますし、それによって食品による内部被曝量は大きく変動しますし、生活スタイルや家族構成によっても変わります。

それに加え、住んでいる地域によっては選択できる野菜などの産地の幅も違います(←たとえば、販売される農作物は、関東地方に住んでいれば東北・関東のもの、九州地方であれば九州地方を中心とした近隣県のものといった感じかと思います)。
こういった地域性や地理的要因なども含め、食品による内部被曝は、厚生労働省が発表した「1年間では同0.106ミリシーベルト」だけではとどまらない可能性もあることを気に留めていく必要があるのではないかと思います。

内部被曝の危険性について発言している専門家や医療関係者は少ないのですが、放射線医学・呼吸器病額専門 岐阜環境医学研究所所長 松井英介先生は政府も厚労省も文科省も産婦人科の先生方まで勘違いしている内部被曝という主旨のお話をなさっています。

母乳から放射性物質が出たというニュースの後に行われたインタビューのため、特に小さな子どもを持つお母さん向けに、非常にわかりやすく、かつ、放射性物質が人体の中でどのようなふるまいをするかについても説明してらっしゃいます。
30分弱の録音時間ですので、お時間があれば聞いていただければと思います。
内部被曝のわかりやすい総論を聞いているようで、とても私は勉強になりました。

概略は下記のとおりです。
話の中で参照しているのは、「ドイツ放射線防護協会」による3月20日に日本政府に出された日本における放射線リスク最小化のための提言のことです。
チェルノブイリ事故で大きな影響を受けた「当事者」としてドイツが歩んできた25年をふまえて行われた提言であるため、非常に重みがあると、松井先生は高く評価をしています。

その提言の中では「乳児、子ども、青少年に対しては、1kgあたり4 ベクレル以上のセシウム137 を含む飲食物を与えないよう推奨されるべきである。成人は、1kg あたり8ベクレル 以上のセシウム137 を含む飲食物を摂取しないことが推奨される」とあります。
ちなみに日本での飲用水(牛乳や飲料水など)のセシウム137の暫定基準値は大人も子どもの関係なく、200ベクレルです。

松井先生が内部被曝を危惧なさっているのは、エックス線のように身体の外側から1回だけ放射線を受けるのと、身体の内側の至近距離で何度も何度も繰り返し細胞レベルと放射線を受けるのとでは、まったく影響の大きさが異なるからです。

放射線にはアルファ線、ベータ線、ガンマ線の3種類があるが、体内に入って問題となるのは放射線の飛ぶ距離が非常に短いアルファ線とベータ線。
特に、内部被曝においてアルファ線が危険視されるのは、アルファ線の飛ぶ距離が数ミクロンのため、体内に入って細胞のすぐ隣りで、何度も何度も放射線を出し続けるため、遺伝子が傷ついて修復してもまた傷がつくというのを繰り返すうち、修復がうまくいかないということが生じやすいからです。
ちなみに数ミクロンというのは、コピー用紙の厚さほどの距離です。

「放射性物質は体外に自然に排出される」とテレビで説明する専門家もいますが、松井先生曰く、「水に溶けるかたちで身体に入るものはおしっことして出るということはあるが、次から次へと新たな放射性物質が入ってくるため、体内からヨウ素やセシウムなどの水溶性の放射性物質であってもなくなることはない。
水に溶けないものは酸素や他の物質との化合物のかたちになってでるのだが、たとえば、ストロンチウム90はカルシウムと挙動が似ているためにカルシウムと混同されて骨に取り込まれてしまうため、白血球などを作る機能に影響を与える。放射性物質は水分に溶けるものよりも、溶けないもののほうが少量であっても影響大きい」と指摘なさっています。

また、松井先生は厚生労働省作成「妊娠中の方、小さなお子さんをもつお母さんの放射線へのご心配にお答えしますという資料を「放射性物質を不安に思うことは当然のことなのに、この資料は放射線の人体への影響を正しく知ろうとするお母さんたちの理解の妨げになるものである、という主旨のことをおっしゃっています。

「人は『大丈夫ですよ』と言われると嬉しいものなんです。健診であっても『大丈夫ですよ』と言われたら言われたほうも、言うほうも嬉しいんです。
今回のようなことが起こった場合、国の、それも一番命にかかわっている厚生労働省のようなところが、気休めのように『大丈夫』と言ってはいけない。こう言っては言葉がきついかもしれないけれど、厚生労働省のこの資料は『人心を惑わす』という以外のなにものでもないと思いますので、厚生労働省には医療の知識が高い方、よく知っている先生方もおられると思いますので、『安全ですよ』ではなく、内部被曝をふまえたきちんとした内容を知らせてほしいと思います」という松井先生の言葉に、思わず、大きくうなづいてしまいました。

政府の発表をそのまま受け入れるか、どのような食品を選んで食べるか、どのように生活していくかは個人の考え方によりますが、判断する場合には、ひとつの情報だけではなく、その反対側の情報も調べてみてから、自分なりに決めるのがいいのかな、と思っています。

食品を選び、食べるという判断する重要な材料として、国や東京電力が食品の放射性物質汚染の数値をもっときめ細やかに測定し、食品ごとにわかるように表示してもらえるようになる日が一日も早くくることを心から願っています。

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夏といえば、スイカ!
スイカがおいしい季節ですよね~。
スイカはカリウムをたくさん含んでいるので、身体の中の余分な水分や老廃物を排出してくれる作用もありますし、身体を冷やしてくれる作用もありますよね♪

おいしいからとたくさん食べると、山のようなゴミになってしまうスイカの皮……。
小玉スイカではなく、スーパーで4つ割で売っている普通の大きさのスイカを買っちゃうと、皮も多い、多い!
以前、「漬物にするとおいしいよ!」と言われてやってみたのですが、なんだか水っぽい瓜の味でした(汗)

たまたま、ベトナム料理の本をパラパラと見ていたら、スイカの皮のサラダを発見!
涼しげで、おいしそう♡

レシピではピーナッツやら、トウガラシやら、我が家では使えないもの満載(汗)
なので、我が家ではシンプルなサラダにしてみました。
スイカの皮の緑の部分だけ包丁で向いて、スライサーで薄くしてから細い千切りにしてから水洗いし、ザルにあげて水切りし、お皿に盛りつけただけ。
あとはお好みのドレッシングをかけて、いただきま~す♪

110710_1812~02

何も言わなかったら、大根サラダみたいですよね?
でも、ジーッと見ると、果肉に近い部分が残っていて、うっすらピンク色も混じっています♪

味は……大根サラダみたい。
食感は……これまた大根サラダみたい。
でも、大根のように辛みもなく、ただ水分たっぷりでシャキシャキだと思っていただければいいかも!?

私は飾りにイタリアンパセリとミニトマトを使いましたが、飾りなしでも涼しげです。
もしかしたら、香菜とか大葉とかのほうがいいのかも!?

我が家では醤油ベースのドレッシングをかけましたが、ノンエッグマヨネーズと醤油を混ぜたものをかけたりしてもよさそうです。
スイカの皮に水分が多くて味があまりないため(←少し青くさいかな?)、油や風味のあるものを加えてドレッシングにしたほうがよいと思います。

「大好きな味か?」と聞かれたら「うーん、微妙」と答えるしかないですが、「また食べる?」と質問されたら「出されたら食べてもいいと思う」とは言いますね~(笑い)
決して「まずい」という味ではないな、と私は思います。
少なくとも、後でトイレに行きたくなるので、デトックスの作用は強いのではないでしょうかねぇ。

「食べ物は大切に、ゴミは減らそう」と思って作ってみたスイカの皮サラダでした♪


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テーマ : アレルギー・アトピー - ジャンル : 育児

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Comment

確かに~

「大丈夫ですよ」と言われると嬉しいですよね。
今の状態だと政府の発表を信じて、気にしないで生活した方がよっぽど楽ちんですし。
でも実際はちっとも大丈夫じゃないですもんね。。。

スイカのサラダ、ホントに大根サラダみたいです!
息子くん、食べてくれました?
うちも昨日ちょうどスイカを買ったので、やってみようかな♪
子供達は元々生野菜自体食べてくれないので大人しか食べないとは思いますが、少しでも体温下げるためによさそうですよね。

今日は謎のアレルギー症状で保育園から呼び出しがあって早退したため、珍しく家でブログを拝見しています。
明らかにアレルギー反応なんですが、原因が分からず。
保育園の先生が見た中では誤食はしていないようなんですが、嘔吐・全身に発疹・咳・鼻水とよく寝てしまうって感じで。
肌の感じが明らかにそれなんですよね。
えららんさんの息子くん、原因不明のアレルギー反応って今までありますか?
こんなに症状出てるのに思い当たる原因がない時が今までなくて。
保育園でのことなので、余計わからないのですが。

すみません、長くなってしまいましたが、もう1つ。
この間のコメントのお返事に書いてあったことなんですけど、保育園のプールも塩素って使ってるんですか?
もちろん保育園によると思うのですが、全然使ってると思ってなくて。
とりあえず今は乳児クラスなのでビニールプールで水遊び程度だから塩素を使っていないのは確かなのですが、幼児クラスになったら小さめですがプールになるので塩素を使っているのかなあ。
確認しなきゃ。
えららんさんの話で初めて気づきました。
息子くんは塩素でかゆくなってしまうのですね(>_<)
それは迷いますね。。。
アレルギーのことだけでも迷いがいっぱいなのに放射能の問題で更に迷いが増えましたよね。
選択が難しい時もたくさんあるのですが、子供にとってよりよい方法を模索していきたいです。
ハル |  2011.07.14(木) 14:44 | URL |  【編集】

ハルさんへ

> 「大丈夫ですよ」と言われると嬉しいですよね。
> 今の状態だと政府の発表を信じて、気にしないで生活した方がよっぽど楽ちんですし。
> でも実際はちっとも大丈夫じゃないですもんね。。。

そうそうそうそう!そうなんですよね!!
これだけわからないことばかりだと、誰かに「大丈夫だよ」って言ってほしいんですよね。

思い返してみると、私はムスコのアトピー&食物アレルギーだと発覚した時、目の前が真っ暗になるような感じがしましたが、でも、アレルギー専門医たちがいましたし、たくさんのお母さん方が「私はこうやってるよ」と実際の生活の中での変化を書いてくださっていたのを読むことができましたし、わからないなりにもなんとなく進むべき道を示されていたように感じます。
それに、頑張れば頑張るだけ、すぐにじゃないけれど、その成果が見えるじゃないですか!
それが頑張る原動力になりました。

でも、放射性物質の場合、すぐにはいいのか悪いのかわからず、その結果が出てくるのが5~10年後で死ぬまで続くというのが、もうたまりません(涙)

それに臨床データとか疫学的なものやら、そういったものもほとんどないから、専門家たちだって「実際にはよくわからない」ということのはずなのに、それを「大丈夫、大丈夫。すぐには人体には影響がないから」って言われても、余計に迷いが出ますし、疑心暗鬼になりますし。

原発事故に関するありったけのデータを出して、「政府としてはあなたたちが将来どうなるかわからないので、自分で考えてください。ごめんなさい」と言ってもらったほうがまだマシなんじゃないかと思うくらいです……。

> 子供達は元々生野菜自体食べてくれないので大人しか食べないとは思いますが、少しでも体温下げるためによさそうですよね。

ハルさんのお宅でも、やっぱりあまり食べてくれませんか。
我が家も同じです、ムスコは「これ、たべられない。いらない!」と見た瞬間に言います(泣)。
子どもは生野菜は好きじゃないことが多いですよねー。

謎のアレルギーのこと、ものすごく、ものすごく心配でしたが、大変な事態にならなくてよかったですね。
日常生活の中でも予想しない危険性があるものなのですね……。
塩素のことも、ぜひぜひ、保育園にお問い合わせなさってみてください。
子どもたちの年齢で線引きしていると思います。

>アレルギーのことだけでも迷いがいっぱいなのに放射能の問題で更に迷いが増えましたよね。
>選択が難しい時もたくさんあるのですが、子供にとってよりよい方法を模索していきたいです。

まさに、そのとおりですね!
迷いに迷い、迷いだらけですが、でも、その迷うことで見えてくることもあるでしょうし、今すぐ結論を導きだすことはできなくても、将来的に良い方向に向かことを念じつつ、その時々で最善の選択をしていきたいですよね。
えららん |  2011.07.21(木) 06:30 | URL |  【編集】

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