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2009.05.20 (Wed)

悲しい気持ちになりました

先週の土曜日、ムスコと一緒に週末恒例の「電車散歩」に出かけました。

お茶の水駅のそばにあるGAIAという自然食品屋さんで立派な空豆やら、はっさくくらいの大きさのトマトやら、たくさんのおいしそうな野菜を買って、通りすがりの本屋さんでムスコ好みの絵本と私好みのマクロビ・スイーツのレシピ本を買い、大収穫♪

青空が広がり、気持ちのいい風がそよぐ中、ムスコと一緒に帰途につきました。
ウチがあるのは品川方面なので乗り継ぎながら、東京駅を経由して帰ることになります。

ムスコのリクエストで総武線に乗ることになったので、お茶の水駅からで秋葉原駅に向かい、そこから京浜東北線に乗り換え、自宅へと向かいました。

~*~*~*~*~*~*~注意~*~*~*~*~*~*~*~*~

この先、一部グロテスクなところがあり、楽しい話ではありません。
その手の話が苦手な方はスルーしてくださいね。

【More・・・】

ムスコはとにかく電車が好きなので、いつもすれ違う電車が見える席に座ります。
この時も、向かい側に山手線が見えるように座っていました。

すると、ものすごい警笛を鳴らしながら山手線がホームに入ってきました。
「やまのてせん、どうしたんだろうね?」とムスコも不思議そう。

ムスコと私が座席に座ったまま身を乗り出して見ていたら、山手線が急ブレーキをかけ、座っている人たちの体がななめにかしいでいくのが見えました。
と、白い人影がホームに落ちて……。

ちょうど目の前で人身事故を見てしまいました。

山手線がスピードを落としていたこともあり、血が飛び散るということはありませんでしたが車輪の下敷きになったらしく、人が落ちたあたりには人だかりができ、駅のアナウンスが鳴り響き、大声で確認作業をしている人たちの姿も見えました。

その尋常でない様子にムスコは凍りついたようになってガタガタふるえ、何が起こったかはわからないにせよ、ものすごくショックを受けた様子。

その後、お昼寝をしていても眠りが浅く、夜もなかなか眠れないうえ、何度も泣きながら起きるようになってしまいました。

土曜日の夜はほとんど眠れず。
日曜日は泣き続け、だっこ、だっこ。
月曜日には熱を出し、一日中、私にべったり。
少しでも離れると、私を探し回って泣いていました。

おとなしくなったので大丈夫かと思って料理をしていても私を呼びに来て、「おかあさん、おててつなごう。いっしょにでんしゃ、みよう」。
大好きな電車の本は見たいけど、得体の知れない怖い気持ちも込み上げる……そんな感じだったようです。

火曜日になって、ムスコの気持ちも落ち着いてきたようなので、保育園に行かせることにしました。

すると、朝っぱらからいたずらする、する。
いつもにも増して悪いことばかりするので、つい「こら! ダメでしょう!」と大声で怒鳴ってしまいました。

大きな声を聞くと土曜日のことを思い出してしまうのではないかと思っていたハズなのに、自分の忙しさで精一杯で……。
ハッとした時はすでに遅く、泣きそうな顔をして震えながら立ち尽くすムスコ。
ムスコが受けたショックの大きさを垣間見た気がしました。

しばらくだっこしているうちにムスコに笑顔が出てきたので、ホッとしましたが、すぐに自分のことしか見えなくなる私自身に腹が立ちました。

保育園に預けてくる時、私に抱きついて離れず、「おかあさんといっしょ。おしごといく!」と言うムスコ。
いつもだったら「今日も頑張ってね。夕方、お迎えに来るね」と言うと、笑顔で手を振って「うん。あとでね♪」と言ってくれるのに。
保育士に渡してドアを閉めてきてよかったんだろうか?

いろいろな思いが渦巻きました。
でも、そんな理由で会社を何日も休むわけにもいかないし……。

ムスコの心の傷はどうやって癒してあげることができるんだろう?
こういう時、親は無力なものですね。
どうすればいいのか、わかりません。
ムスコが安心して眠れるようになるまで、ただただ側にいてあげるしかないのかなー。
自分ができることは何かと考えると、悲しい気持ちになります。

そして、ふと頭をよぎったのは、数か月前の痛ましい事故です。

お母さんに手を引かれた子どもふたりが列車の踏み切りを乗り越えて線路内に入り込み、列車が来るのを見たお兄ちゃんは踏み切りの外へと逃げたけれど、その目の前でお母さんと弟は列車にひかれてしまった無理心中と思われる事故。

踏み切りで茫然自失して立っていたお兄ちゃんに警察が事情を聞いたら、事故が起こったあたりを指さし「お母さんと弟が電車にひかれた」と答えたそうですね。

その事件を知ったとき、この子が可哀想で、可哀想で涙が溢れて止まりませんでした。
ほんの少し前まで抱きしめてくれていたであろう母親と弟の無残な姿を目の当たりにしてしまい、この先、何を信じて、どうやって生きていけるんだろう?

生きていることと、死んでしまうこと、どちらもつらい。

渦中にいる時には自分の苦しさを人に伝えられず、「もう生きているのがつらい」と思い悩んだことが私もありました。
私の苦しみは誰にも理解し得ないもの、だから言っても仕方ない、そう思い込んでどんどん自分を追いつめていきました。
今になって思い返せば、苦しさを誰かに聞いてもらえば楽になって、ずいぶん違ったんじゃないかなー、と思えますが……。

心が病んでいくと、行動に歯止めがきかなくなっていきますね。
ムスコの口を無意識に手で押さえてしまっていて、ハッとしたこともあります。
でも私には死を選ぶ勇気はありませんでした。

私がやり場のない気持ちをかかえて自分を抑えられなくなっていた時、救ってくれたのは、アトピーの浸出液でグシャグシャな顔のムスコが一瞬見せてくれた笑顔でした。
いつも苦悶したような顔で泣いてばかりで、ほとんど笑うことなんてなかったのに、私の苦しさを感じ取ってくれたのかもしれません。
そして今は、自分の命にかえてもムスコを守りたいと思うようになっています。

この家族に何があったのか私は知りません。
でも、この踏切事故のことを考えるたび、悲しくて、悲しくてやりきれなくなります。


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テーマ : アレルギー・アトピー - ジャンル : 育児

12:00  |  ムスコのこと  |  トラックバック(0)  |  コメント(6)

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 |  2009.05.20(水) 13:27 |  |  【編集】

初めまして

えららんさん、初めまして。

私は成人ですがアレルギー&アトピーを持っています。

事故を目撃してしまったなんて…息子さんが早く落ち着かれるようかげながらもお祈りしています。

自然食品のGAIAは知らなかったので、今度寄ってみようかと思います。情報ありがとうございました。
てるてるぼうず |  2009.05.20(水) 13:39 | URL |  【編集】

てるてるぼうずさんへ

てるてるぼうずさん、はじめまして。
ムスコのことを気にかけていただき、ありがとうございます。
時間がかかるとは思いますが、ムスコの表情を見つめながら一緒に過ごしていきたいと思います。

GAIAはとてもいいお店で、各階のスペースはそれほど広くないのに、中身がぎっしり!
よーく見ると発見がいっぱいです。
地下の雑貨売場にもいろいろあるのですが、ムスコと私のお気に入りは、本の売場とカフェが融合している3階です。窓にむかって立派な木のカウンターが設えられ、どっしりとした切り株のような木の椅子があります。
1階で売っているお弁当を買えば、3階で食べられる上、温かいお味噌汁もお願いすることもできます。買い物の後、ゆっくり過ごすことができますよ♪
ぜひ、行ってみてください。
そして帰りに、神田明神下での天野屋で甘酒かき氷を食べると最高ですよ♡
えららん |  2009.05.20(水) 19:06 | URL |  【編集】

ムスコさん大丈夫かな・・・

本当に辛い現場に遭遇してしまいましたね。
小さなムスコくんがショックを受けたのは文章をみてもすごく伝わってきます。
まさにPTSDですよね。大人だと心療内科に行けばいいのかな・・・子供も診てもらえるのなら検討してもいいのかもしれませんね。大人でもショックなことなので・・・。特に大好きな電車に関することでもあるし、とても心配です。
はやく心の傷が癒えますように。

踏切事故の内容もかなりショックでした。
この件に関しては重過ぎるのでこれ以上掛けません。

私もまさに大切にしたいチビへの愛おしい気持ちと、思うとおりにしてくれない(当たり前なんですが)ストレスでつい嫌いになっちゃうよ、なんていっちゃう幼稚な自分に自己嫌悪ばかりしちゃいます。
なんでもっと大人になれないのかな・・・。
とうこmama |  2009.05.20(水) 23:53 | URL |  【編集】

鍵コメント様

コメント、ありがとうございます。
また、ムスコのことをご心配いただき、ありがとうございます。

ほんの一瞬で生から死へと変わってしまうという事実を目の当たりにすると、ムスコの心の傷はもちろんですが、ムスコのささいな行動のひとつひとつも死へと繋がる可能性があることに恐怖も覚えます。
ムスコはちょろちょろとしていますし、一人で走っていってしまい、道路へ飛び出したりしますから。

> 人生とは愛おしいささやかな営みの連続のような気がしてなりません。
私も今回のことがあって、強くそう思うようになりました。

過ぎ去ってしまった時間は取り戻すことができませんし、経験してしまった事実は消すことができませんが、これから積み重ねていく時間の中で、心をときほぐしていくことはできるだろうと思います。このことがムスコの脳裏を突発的によぎることがあっても、恐怖と不安だけでなく、そばにはムスコを大切に思っている人たちがいることも一緒に思い出してほしいと願っています。

そのためには、ムスコと真剣に向き合い、ムスコが何を考え、ムスコが何を望んでいるかを感じ取れるような自分でいなくてはならないなと思いました。

いつもバタバタと日常のこまごまとしたことを処理するのに精一杯で、ムスコの顔を見ずに「ほら、早く!」と声をかけ、いい子にしていれば一人遊びをさせているのに、悪いことをしたときだけ「ダメでしょ!」と叱りにいく自分の行動を省みて、ムスコの表情を見たり、ムスコがどう思っているのかを汲み取ろうとする気持ちが欠けていたことにも気づきました。

人身事故を契機に、ムスコと自分の関係性も見つめ直すことにはなったので、つらい体験ではありますが、前を向いて進んでいきたいと思っています。
長いお返事になり、失礼しました。


えららん |  2009.05.21(木) 05:53 | URL |  【編集】

ご心配、ありがとう。

本当に、驚きました。
事件や事故というのは、こういう予期しないタイミングで遭遇するものだと初めて知りました。ムスコが電車好きだったから、山手線を指差して見ていたから、私たちが乗る京浜東北線のドアが開いていなかったら……いろいろと偶然の要素が重なってしまいました。

そうなんですよね。
私も心療内科のことは考えたのですが、ムスコは何が起こり、自分が何を見たのかは理解できていないようで、ただ駅にいる人たちの異様な雰囲気と叫ぶ人の声などに不安を覚えているようなので、とにかく得体の知れない恐怖心を落ち着かせるため、だっこするのと、目を見て話しているのがいいのかな、と思ったりしています。
それでもよく眠れない日が続くようなら、子どものカウンセリングの方にお願いしようかな。

> 私もまさに大切にしたいチビへの愛おしい気持ちと、思うとおりにしてくれない(当たり前なんですが)ストレスでつい嫌いになっちゃうよ、なんていっちゃう幼稚な自分に自己嫌悪ばかりしちゃいます。
私もそうなんですよー。
ムスコが可愛くて、可愛くて仕方ないのですが、自分の思うようにならないムスコへの腹立たしさも感じてきつく叱ってしまうこと多し。
ムスコは私と異なる独立した自我を持っているんですから、私の思いとは違うことをして当然だし、それが成長の一過程だとは頭では思っているのに、私の心がついていきません。
すぐに感情的になってしまいます……。

お互いに叱り方上手になって、「こうやって叱るといいよ!」といい方法があったら報告し合いましょうね。
えららん |  2009.05.21(木) 06:05 | URL |  【編集】

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