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2009.09.04 (Fri)

選ぶとは、愛すること

子育てってそういうものなのか、それともアレッ子を育てているからそう思うのかはわからないけれど、よく考えることがあります。

別な選択をしたら、どうなっていたんだろう?

スーパーに行けば、「こっちとこっち、どっちを食べさせたらいいだろう?」
料理をすれば「簡単だからって、今日も枝豆とトウモロコシでいい?」みたいな小さな選択を繰り返しているわけですが、ムスコの体調が崩れると、自分の選択したことに対して「あれが悪かった?」「これでいいの?」と頭の中がグルグル……。

人から見れば「なんでそんなこと、別にいいじゃん」的なことですが、蔑ろにできない悩みだったりします。
積み重なれば「再感作」の恐怖……。

食アレの子を持つ母としては、「日々此れ精進」ではなく、「日々此れ選択」です。

【More・・・】

ムスコが生まれてから、「もし、こうしていなかったら?」ともよく思います。

私がつわりがひどく、8か月まで引きずっていて、冗談抜きに、毎日1食は、カステラと牛乳」または「シフォンケーキとミルクティー」でした。
小麦粉・卵・乳製品の大量摂取をせず、マクロビオティックのように玄米菜食をしていたら、ムスコはマルチ・アレルゲンの子にはならなかったのかな、と思ったり……。

睡眠薬を飲まないと眠れないくらいになって会社を辞め、後先考えずイギリスに行きました。ご飯はウジ虫のように見えて食べられず、天井の四隅には黒い虫がざわざわと動いているように見えたあの頃(←あんな繊細だった自分~♪今は片鱗もないわ~♪)。
あんな私がなかったら、私はムスコとは出会えなかったんだろうか、とか……。

私はすぼらなくせに、立ち止まってしまうと、あれもこれもそれも妄想でいっぱいに。
そのうち、妄想が現実だと錯覚し始めますから。
想像力逞しすぎですよねぇ、ほんと。

ふと、ずっとずっと前に読んだ本のことを思い出しました。
タイトルは、『ONE』(著:リチャード・バック)。

あるカップルが、ふとしたきっかけで、自分たちが歩んでいる以外の人生(パラレルワールド)を垣間見て、「愛とは何か?」と考えていくファンタジーです。

海の表面に小さな波紋が無数に浮かび上がるように、自分の目の前に現われたり消えたりする「可能性」という名の「選択肢」。
絶えず自分が直面し、意識しているか、無意識かにかかわらず、選択するという行為の繰り返しで作られてくる自分と自分の過去。

他人が自分とまったく同じ選択を繰り返すことはないからこそ、この世に私はたった1人であり、かけがえのない愛すべき大切な存在なのだ。
だからこそ、一瞬一瞬が意味のあることであり、無意味なことは何もない。
誰かを深く愛したい、自分をもっと大切にしたい、と思わせてくれる本です。

人生というのは、ひっきりなしに訪れる選択肢を選び取り、その選択肢の結果の積み重ねで出来上がっていくものですよね。

どっちの服がいいか迷ったから買うのをやめたとか、靴を右足から履くとか、今日の夕食は焼き魚とか、洗濯は明日の朝にしようとか……。
いろいろな状況がありますが、日常生活をとどこおりなく過ごすためには、選ばざるをえないですよね。
「選ぶ」のも「選ばない」のも、「すぐにやる」のも「後にのばす」のも、どれもこれも「選択」ですもんね。

人生を変えるような大きなものも、日常的に行われている小さなものも、すべてが私の意思の反映で、その時々で「一番良い」と信じた選択だったということになるんですよねぇ。

大小の選択肢の可能性と組み合わせを考えたら天文学的な数字になるほどですが、実際に私が選べる道は1つだけ。
どんなにたくさんの選択肢が目の前にあったとしても、進めるのは、その中のたった1つ。

ムスコに負荷するか、負荷しないか?
蕁麻疹が出ているけど、食べられる食材とするか、しないか?
血液検査の結果を見て、完全除去にするか、部分的除去にするか?

ムスコのためにする選択が、将来のムスコの体に影響すると思うと、おいそれとは決められません。
でも、決めないといけない。

最善のことだと思って選んできたことの積み重ねでできあがった結果が悪かったとしても、それはその時々には精一杯考えた努力の成果。
だから、結果だけを見て、その結果を導いてしまった自分を責めたり、周囲の状況を責めたりすべきではないんですよね、きっと(←激しく責めるけどさ)

私は「悪くなるようにしよう」と思ってしているわけではなく、「笑顔を見たい」と思ってやっているわけなので、そのきっかけとなった気持ちを大切にしないと、と思います(←なかなか、そんなにポジティブになれないけど)

この本を読み返してから、ちょっと自分を客観的に見てみたら、少しだけ今までと考えが変わりました。

何が起こったとしても、それを選んだのは私。
結果が悪かったら、悪い結果を嘆くのではなく、たとえ時間がかかるとしても、いつかは良くなることを信じて、悪い結果を良くするように私が努力すればいい。
結果は自分で変えることができる。
とりかえしがつかないと思えるようなことが起こったとしても、希望はいつも手放してはいけないんですよね。

このところ、ムスコの食材を増やすため、負荷したくて負荷したくてたまりません!
でも、変なくしゃみをし、お腹がゆるくなっている今、ムスコの秋の何らかの花粉の感作を疑うべきで、負荷はすべきじゃないんですよねぇ。
わかってる、わかってるんですけど、うーん、やりたい……。

行動することだけが選択だと思っていましたが、思い悩むことも私の選択肢のひとつだったんですね。
選択するっていうのは、愛することと同義なんだな、と思ったのでした。
食物アレルギー、やっぱり深いです。


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テーマ : アレルギー・アトピー - ジャンル : 育児

12:00  |  食物アレルギー  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

選ぶことは愛すること・・かあ。そうですね☆
何かを選ぶ時、それまでの自分の行動・思考の全てが影響して物事を一つに選択して行動していくから、それまでの愛情の深さが選択にも反映するんでしょうね。

過去の自分の選択が違ったら、もしかしたら子のアレルギーの症状が もっと弱かったかもしれない・・・アレッ子ママなら思う人は多いだろうし、病気を持つ子のお母さんは少なからず自分の選択を疑問視して自分を責める時があると思います。

私は小さい頃からアトピーと喘息で、学校も かなり休んでいたし、肌が汚くて、血だらけで、頭皮も いつも めくれてフケに見られて嫌だったし、喘息で参加できない学校行事もあり・・その頃、医師に除去食を言われたのですが、母は私にしませんでした。30年前で、田舎でしたし、「除去食では子供の成長を阻害する」と母は考えたようです。今思うと、薬の塗り方もテキトーでしたし、喘息は「我慢」するように言われました。自分の子供が喘息疑惑が出て、医師に言われて、発作を我慢していてはイケナイと初めて気付いたんです。

ふと、母の行動を「ああ・・」と思う時は、正直、あります・・。私の場合、今、乳の除去をしたコトで、肌の調子が良くなるだけでなく、感情まで変わってきました。動悸やイライラが無くなり、ボーッとしなくなりました。母が「除去食」を私にしていたら、血だらけで泣く事も、いつもボリボリ掻いていてイライラしている事も少なかったかもしれません。

でも、やはり・・母は母なりに愛情を持って育ててくれたし、それでイイんだと思います。母は、今、私が子供達にしている除去食などを見て、「もっとkofuyuが小さい頃に色々と勉強したら良かったね・・」と言いました。でも「いいよー。私はシッカリ大きくなったんだし、イイよー」って思います。

子供達には「自分で考えること」「世界を広げて色々な人と出会うこと」???かな??を教えたいと思います。母親は私だけだから、私の影響を強く受けてしまう。だけれど「自分で選択肢を探して、選択肢を開拓して、自分で選択していく」ことで、もし、私が間違っていたとしても、軌道修正できるし^^

長々と書いてしまいました・・。えららんさんは愛情たっぷり☆どんな選択をしても、その時、その時、また愛情を持って次の選択をしていかれると思うので、お子さんはグングン、スクスク育っていくんだろうなあ♪と思います!

どんなコトより、母の愛情は一番、心に刻み込まれると思うので☆
kofuyu |  2009.09.05(土) 06:30 | URL |  【編集】

kofuyuさんへ

おはようございます♪
一緒にいろいろ考えてくださって、ありがとうございます。

> 何かを選ぶ時、それまでの自分の行動・思考の全てが影響して物事を一つに選択して行動していくから、それまでの愛情の深さが選択にも反映するんでしょうね。

そう思います。
選んだ結果がどうなっただけを見て評価を下すのではなく、その選択にいたったまでに心の動きとか、そういったものの積み重ねも大切なんだなー、と今更ながら思いました。

> 私は小さい頃からアトピーと喘息で、学校も かなり休んでいたし、肌が汚くて、血だらけで、頭皮も いつも めくれてフケに見られて嫌だったし、喘息で参加できない学校行事もあり・・その頃、医師に除去食を言われたのですが、母は私にしませんでした。30年前で、田舎でしたし、「除去食では子供の成長を阻害する」と母は考えたようです。今思うと、薬の塗り方もテキトーでしたし、喘息は「我慢」するように言われました。自分の子供が喘息疑惑が出て、医師に言われて、発作を我慢していてはイケナイと初めて気付いたんです。

そうだったんですか、kofuyuさんはそんなに苦しい状態を乗り越えてきた方だったのですね。
喘息は「我慢」……、ムスコのことと重ね合わせると涙が出そうになるほどつらいです。
kofuyuさんのコメントを読んでいて、主治医が「喘息って効果的な治療法がなくて、咳が出たらおさえる対処療法しかないんだよね。唯一、咳が出るのを抑える効果があると思われているのはオノンなんだよ」といってムスコに薬を処方してくれたのを思い出しました。
顔面蒼白になるほど苦しくなる咳なのに我慢だなんていわれたら、どれだけつらいか。
ムスコを見ていて、自分が息が吸えないほど、眠れないほど咳が出るようになって咳の苦しさを知りました。
咳のしすぎで体の内側がねじれて飛び出すんじゃないかと思うくらい、苦しいですもんね。

私も子どもの頃、頭皮を引っ掻きまくるので血が出てかさぶたになり、そのかさぶたをはがすからフケのように髪の毛や肩についていたり、腕と脚はボツボツで血だらけで……。
学校に行ってクラスの子からからかわれるので、学校も嫌いだったなぁ~。

でも田舎すぎてアトピーという診断名もつかなかったし、除去食なんていう考え方もなかったみたいです。
痒くなったら、べったり塗って、みたいな感じの塗り方だったし。
薬の塗る方で肌の状態の良くなり方が違うなんて、考えたこともなかったですし。
高校生の頃なんて、ステロイドの害なんて考えたこともなかったので、友達に「この薬を顔に塗ると肌がツルツルになるんだよ♪」と恐ろしい自慢をしていました……。
自分がどれだけ大量にステロイドを塗ってきたかを考えると、ムスコには適正な塗り方でケアしてあげたいと思います。

> でも、やはり・・母は母なりに愛情を持って育ててくれたし、それでイイんだと思います。母は、今、私が子供達にしている除去食などを見て、「もっとkofuyuが小さい頃に色々と勉強したら良かったね・・」と言いました。でも「いいよー。私はシッカリ大きくなったんだし、イイよー」って思います。

そうですよね。愛情ゆえ、なんですよね。
kofuyuさんのお母様が除去食をしなかったのは、kofuyuさんが栄養バランスのとれた食事をすることで健康に育ってほしいと考えたからですものね。
私の母は除去食なんて知らずにいたから悩んだわけではないですが、kofuyuさんのお母さんは「除去食にするか、しないか」ということを真剣に考えて出した結論だったわけですものね。
それは深い愛情の表れですよね。
今、kofuyuさんが乳除去で心身のバランスが良くなってきて、お子さんたちに除去食をしているのを見てお母様が自分の選択を後悔し「もっとkofuyuが小さい頃にいろいろと勉強したら良かったね」とおっしゃったという言葉を、自分が母としての立場と娘としての立場の両方で考えてみると、お母様の気持ちもkofuyuさんの気持ちもよくわかります。
そして、お互いの愛情の深さも。
どのような選択をするにせよ、その背景には愛があるとはわかっていても、結果を見て後悔してしまう、ということもあるんですよね。
後悔しないように生きることって難しいですね。

> 子供達には「自分で考えること」「世界を広げて色々な人と出会うこと」???かな??を教えたいと思います。母親は私だけだから、私の影響を強く受けてしまう。だけれど「自分で選択肢を探して、選択肢を開拓して、自分で選択していく」ことで、もし、私が間違っていたとしても、軌道修正できるし^^

ほんとうにその通りですよね。
「自分で考えること」「いろいろな人と出会うこと」は、子どもたちの未来にとって、とてもとても大切なことですよね。
日本人だとどうしても受け身になりがちで、与えられる情報をそのまま受け入れてしまいがちですが、でも「自分」というものをしっかりと持って、自分の足でしっかりと立って、前に向かって進んでほしいと思います。
kofuyuさんがおっしゃるように、母親の影響を強く受けてしまうので、悪影響にならないよう、できるだけ子どもの潜在的な素養を邪魔しないように、それを伸ばせるようにしてあげたいなと思っています。

> どんなコトより、母の愛情は一番、心に刻み込まれると思うので☆
まったくその通りですね♪
私もそう信じて、ムスコがいやがっても抱きしめて、「可愛い、可愛い」と言い、できるかぎりのことをしてあげたいと思います。
kofuyuさん、いろいろと思い悩むことはありますが、「母の愛が一番♪」を合い言葉に一緒に頑張りましょうね!
私たちに不可能はない、と信じて(笑い)
母の愛の一端として見えてくる、kofuyuさんのお菓子作りに対する情熱と創造性は、ほんとうに不可能はない!って思わせてくれますよ。
私もkofuyuさんを見習って、もっとコピーに精進します♪
えららん |  2009.09.05(土) 08:57 | URL |  【編集】

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