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2009.03.21 (Sat)

アレルギーマーチを断ち切りたい!

ムスコはアレルギーマーチまっしぐらで、アトピー・食物アレルギー・喘息と次々に病名がついていきました。
正直なところ、「ムスコは普通に生活できるんだろうか? 私は仕事を続けられるんだろうか?」と不安でたまりませんでした。
私はムスコを保育園に預けて働いていますから。

どれもこれも、「治りにくい」と聞くアレルギー性疾患ではあるけれど、少しでもムスコの負担を軽くしてあげたい。

そう考えたのは、ムスコの苦しそうな姿を見たくないということが一番の理由ですが、私が仕事を辞めたくなかったからでもありました。
いっぱいいっぱいの状態でムスコの世話をしているのに、仕事で離れることもなく、24時間一緒にいたら心配しすぎてノイローゼになる、とも感じていたからです。

ムスコの場合、アトピー・食物アレルギー・喘息の3つの病気がそれぞれに薬に依存していました。
ある時、意味もなく、処方されている薬のグラム数と使い続けた期間を計算し、愕然としました。
ムスコの体は、母乳とMA-1と薬でできているんだ……。
離乳食が始まる前だというのに、こんなに薬を飲んでいて大丈夫なんだろうか?

おまけに、「何かあった時に大変だから、そばに大学病院か総合病院がある場所じゃなきゃ、泊まりがけで出かけちゃダメですよ」と主治医から言われていました。
それは食物アレルギーのアナフィラキシーショックを起こした時、喘息の発作と重なったら、ものすごく大変なことになるから。

私に何ができるだろう?
何をすればいいだろう?

【More・・・】

いろいろ考え、喘息を軽くできるような努力を始めることに。
というのも、ムスコの喘息は、風邪をひくとゼーゼーして苦しく、非常に長引きますが、チアノーゼを起こすほどの呼吸困難にはなりません。
発作が起こるにしても、胸のあたりがベコベコ膨らんだり沈んだりする、「呼吸難(困難ではない)」までだったからです。
オノンとインタール吸入を毎日、咳が止まらないとき用にホクナリンテープを渡されていました。
軽度の発作用のお薬セットですね。
なので、3つのアレルギー性疾患の中で喘息は、日常生活で上での努力で効果が出てきそうに思えたのです。

ムスコが一番強く反応するアレルゲンは猫だ、と生後4か月でわかっていました。
それでも、原因不明の流産を繰り返していた時に私を慰めてくれていた猫を家族の一員と考えており、ムスコと一緒にみんなで仲良く暮らしていきたいと思っていました。
そのことは主治医に伝え、「しっかり掃除をする」という約束をし、吸引力が強いという噂のダイソンの掃除機を買い(ペットの毛をよく吸い取るアタッチメント付)、絨毯の上は毎日、粘着テープでコロコロもしていました。

それでもムスコの咳はひどくなっていき、ある日、主治医がムスコの胸に聴診器を当てながら、「あなたはムスコさんがこんなに苦しんでいるのに見ていられるのですか? そんなに猫が大切ですか?」ときつい口調で私に問いかけました。
もう猫と息子の共存は無理なのだと私も理解し、手放すことに。

知人に猫の里親になってもらってから気づくようになったのですが、猫はいなくなったのに、あちこちから猫の毛が飛んできて、掃除をしてもきりがないほど。
猫がいて走り回っているときには、どれだけ毛が飛んでいたのやら。
何度洗濯しても服についた猫の毛はとれず、セーターなどは処分するしかありませんでした。
「喘息のある子がいる家では、毛のある生き物を飼ってはいけない」というのは、こういう理由からなのですね。

ムスコが生まれた時から、畳の上にカーペットを敷いて暮らしていた我が家。
絨毯にも猫の毛が入り込んでいるので、部屋全体を覆うようにウッドカーペットを敷き、「これでもう大丈夫」と主治医にも胸をはって報告してたのですが……。

でも、畳にはダニ、絨毯には猫の毛が大量にあり、それらがウッドカーペットのすきまから舞い上がっていたのでしょう。
ムスコの喘息は悪くなる一方。
しょっちゅう風邪をひき、風邪をひくたびに気管支炎を越して、中発作を起こすようになりました。

この部屋にいたら、ムスコはきっと良くならない。
そう思い悩んでいた時に、新居として想定していた物件に入居できることになり、早々に引っ越しすることにしました。

引っ越す前に決めたルールは3つ。

1)空気をきれいにして暮らす(お香、タバコ、揚げ物の油煙など厳禁)
2)殺虫剤・防虫剤・化学香料などを使わない。もし使うときには、自然素材のものにする。
3)ほこりが舞い上がらないように、最低でも週1回は雑巾をしぼって水拭き掃除をする。化学雑巾は使わない。


引っ越し前に新居のリフォームもしました。
空気をきれいにし、結露などによるカビの発生をくい止めるような暮らしをしたい。
そう思い、化学物質に咳を誘発されないようにするため、床には国産木材も用いた無垢材を張り、壁紙はドイツ性の紙の中にウッドチップを漉き込んだオガファーザーという紙壁紙にしました。
木には空気を浄化し、空気中の湿度を適正に調整する働きがあるそうです。
実際に、無垢材の床は、乾燥してくると板と板のすきまが広くなり、湿度が高くなると狭くなります。
ムスコがすきまに紙をはさんで遊んだりするのは気になりますが、「ほんとうに木は呼吸してるんだな~」とすきまを見ながら思います。

赤ちゃんのうちはねんねやハイハイで床から近い場所にいるせいか、床から舞い上がるハウスダストの影響を受けやすかったのでしょう。
新居に移ってから、ムスコの喘息は目に見えてよくなっていきました。
床の水拭きをした後は、ニコニコして床に寝転び、木の匂いをかいだりもします。
引っ越してから半年後には吸入が不要になり、8か月後にはオノンもやめることができました。

新しい環境で生活して2回目の冬を過ごしましたが、ムスコは風邪らしい風邪もひかず。
少し咳が出ていても、湿度を高くし、葛湯や蓮根を多くとるなど、食養生をすれば落ち着いてくれます。
それにホメオパシーなどの自然療法を併用すれば、悪化しないですむようです。

このムスコの喘息の軽快は、離乳食を食べるようになって体力がついてきたこと、そして環境が変わってムスコが楽に呼吸をできるようになったことで、非常に低かった免疫力があがってきたのだろうと思います。
息子には、何よりも「きれいな空気」が必要だったようです。
空気と水は命の基本、というのは本当ですね。

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テーマ : アレルギー・アトピー - ジャンル : 育児

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 |  2011.03.02(水) 12:21 |  |  【編集】

鍵コメントさま

たくさんの情報を教えていただき、ありがとうございます。

私も以前、アレルギー性疾患はビタミンやミネラル不足やバランスの悪さが悪化要因になっていることが多いと聞いたことがあります。
食べ物から充分な量をとっているつもりでも、吸収できないとか、いろいろなことがあるのでしょうね。

教えていただいたところは知らない病院ばかりでしたが、「溝口クリニック」は友人が通っていることもあり、なんとなく知っています。
普通の栄養学とは違った考え方で体質改善をはかっていく感じですよね。

有害ミネラルという言い方、初めて知りました。
身体に蓄積された有害物質というわけではなく、その中でも鉛、水銀、ヒ素、アルミニウムなどのことを指すのですねー。
確かに、どれもこれも蓄積していったら神経系に影響がありそう……。

どの治療法もそれぞれに特徴があり、とても興味深いですね。
ゆっくりとホームページを見てみます。

貴重な情報、ありがとうございます!
えららん |  2011.03.03(木) 20:17 | URL |  【編集】

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