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2016.08.08 (Mon)

幸せでした

先週の土曜日から実家の福島に来ています。
その朝、東京を出てきたのですが、なんだかムスメの体が熱い。
気温が高いから仕方がないよね、と思っていたら、どんどん体温が上がり、39度。

ムスメが楽しみにしていたうねめ祭りの前に屋台を見て歩いたり、踊りを楽しむことはできず(涙)
とても残念でした。

その晩は40度まで熱が上がり、週末なので救急外来に行こうかどうしようか迷いながら、ムスメの看病。
普段だったら、「仕方がないな」と思って、熱が下がるまで一緒に絵本を読んだりしながら過ごすのですが、今回は一刻も早くムスメの体調が落ち着いてくれることを願うばかり。

というのも、父の新盆にいらしてくださる方々をお迎えできるよう、家の片づけをしなければならないので。

ムスメがぐずぐずして、だっこだっこになってなかなか作業がはかどらなかったのですが、母と弟夫婦、夫とみんなで一気にやりはじめたら、なんとかなりそうなめどが立ちました。

父が趣味の絵画に使っていたこまごまとしたものが入った棚を片付けていた夫が突然、「あ、なんてこと! こんなところに、こんなものが!!」と驚愕の声。

母に手渡された紙を一緒に見てみると、そこには水色の色鉛筆で書かれた父の手紙がありました。

母への感謝と先に逝ってしまうことを詫びる言葉、そして弟と私へも「ありがとう」と。

筆跡も弱々しいものではなく、透明感のある水色で書いてあるためか、悲壮感もなく、むしろ晴れやかな印象というのか……。
しかも、便箋のようにあらたまったものではなく、亡くなる間際に行った病院で自分が処方された薬が入っていた袋の裏側に書いてありました。

父は私家族にとっては突然亡くなったと感じられましたが、本人はもう覚悟があったのかもしれません。

自分の死を見つめながら、母と過ごした日々を思い、「楽しい人生でした」という言葉を最後に残した父。
書かれたひとつひとつの言葉と言葉の間に万感の思いと愛情がこめられていました。

みんなが気づきやすい場所に手紙を置いておくのではなく、デッサンやたくさんのメモの間にはさんでおいてあったのも父らしいと感じます。

亡くなった直後の悲しみが生々しい時ではなく、少し時間が経って、楽しかった思い出や嬉しかったさまざまな事柄が悲しみをかさぶたのように覆って少しずつ癒してくれた頃、見つけてくれればいいと思っていたのかなぁ。

私は父の娘に生まれてとても幸せだった、と改めて思いました。

大切な人を失う切なさを、「悲しいのは、もうその人と一緒の思い出をもう作ることができない、っていうことなのよ」と登場人物の女性が語るストーリーを読んだことがあります。
題名も詳しい内容も覚えていないのですが、そのフレーズが忘れられず、ずっと心に残っていました。
今、実感しています。

家族とともに笑いあい、新しい思い出を作ることができるのは、他のなににもかえがたい楽しく幸せなことですね。

みなさん、夏休みにたくさん、たくさん楽しい思い出を作ってお過ごしくださいね。


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テーマ : アレルギー・アトピー - ジャンル : 育児

12:00  |  ムスメのこと  |  コメント(2)

Comment

その後、ムスメちゃんの体調はどうかな?
アホみたいに毎日暑いから、熱がこもるというか
体調管理も難しいよね(^_^;)
少しでも早く、元気な食欲もりもりのムスメちゃんに
復活しますように~☆

お父さん、こっそりみんなにお手紙を書いてはったんやね。
改めて便箋とかでもなく、家族へのメッセージを
遺して逝くって、どう言葉にして良いのかわからんけど。。。

限りがある時間で、たくさんの想いがこめられて
書かれた、お父さんからのさいごの言葉たち
ちゃんと見つけてもらえて、良かった(*^^*)
1回読んで涙ぐんでしまったから
落ち着いてから書きに来た(笑)
ひつじ |  2016.08.09(火) 15:00 | URL |  【編集】

ひつじさんへ

ご心配いただき、ありがとう。

そうなのよね、気温が高すぎて体温調整がまだ上手じゃないムスメにはつらい季節みたい。
朝は少し下がるんだけど、夕方くらいから上がってきて、真夜中くらいがピークかなぁ。
喉が痛いとも時々いうので風邪っぽいのかとは思うけど、いろいろな感染症がはやっているから熱があんまり高いと怖いね。
ちょっと飲み食いできるようになったし、このまま良くなってくれるといいなぁ。

父の手紙……うん、見つかってよかった。
亡くなってすぐに読んだら、より一層悲しみが深くなったような気がするけれど、今は少し時間が経っているし、父の手紙からあふれる思いが伝わってくるっていうのかなぁ。、
病気で苦しいこともあっただろうのに、穏やかなトーンの文面だったのよ。
父は思うとおりに生きたんだなぁ、と再認識できたこともあってね。

病気で不自由なことがあっても、最後の最後まで「楽しい人生だった」と感じながらいられたら、悔いのないように精一杯に生きられたら、それは最高の生き方だよなぁ、と思いました。

一緒に思いを馳せてくれて、ありがとう。
えららん |  2016.08.09(火) 17:32 | URL |  【編集】

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