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2014.06.19 (Thu)

もっと早く出合いたかった!

食物アレルギーを研究なさっている伊藤節子先生の著書を続けて読んでいます。
2012年の秋、立て続けに先生の食物アレルギー関連の研究成果が書籍化されたようです。

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恥ずかしながら、私、これまで伊藤節子先生のお名前を知りませんでした。

食物アレルギーの本はかたっぱしから読んでいたつもりだったのに、こんなに素晴らしい先生の著書を手にしたことがなかったんて!
ああ、時間を取り戻したい!!!

伊藤節子先生の本に限りませんが、ここ数年で、食物アレルギーへの関心の高まり、食物アレルギー関連の本の出版が増えていますね。

実際に、食物アレルギーを持っている子が増加傾向で、保育園、幼稚園、小学校などなど、行政でも対応に苦慮しているとも聞きます。

アレルギーっ子が増えるのは心を痛めている人たちが増えていることになりますので喜ばしいことではありませんが、心を痛めている人たちのまわりにいる人たちの関心が高まり、正しい情報を知ってくださる人が増えるのは心強いことですね。

2012年に発行された抗原量に基づいて「食べること」を目指す乳幼児の食物アレルギーは、臨床データも豊富に載っている医療従事者用の専門書です。

専門用語は出てきますが、医療従事者ではない素人の私でも内容は理解できました。
伊藤先生のすごいところは、とにかく「食べられるようになること」というのを明確にかかげていて、しっかりと食物アレルギーであるかどうかを見極め、どのようなステップを踏んで食べられるようにするのか、データを踏まえながら理論的に説明しているところです。

安全に食べるための食事指導はもちろんですが、どのような調理法をとると、どのくらいアレルゲン度が低下するかなど、調理についても触れているのは画期的だと私は感じました。

抗原量に基づいて「食べること」を目指す乳幼児の食物アレルギーの内容がダイジェストに読みやすくまとまっているのが、親と子の食物アレルギー (講談社現代新書)です。
これも2012年秋に出版されました。

食物アレルギーがどのように起こるのか、食物アレルギーであるとわかったらどのような点に注意し、食べられるようにしていくのか、といった具体的な方法なども書いてあります。
内容は深いのに、読みやすいです。

目からウロコが落ちるようなことがいろいろあるのですが……

アレルギー対応の加工食品だからといって、過信してはいけないという例として挙げられていた内容に、かなり驚きました。

「さる有名アレルギー食品販売会社のカタログにはたんぱく質、グルテンの含有量が少ないという『高度製粉小麦粉』を用いて作ったお菓子が『(小麦アレルギーの)症状の軽い場合、多少はお使いになられる方』用に売られています。この小麦粉をとりよせて調べると、通常の小麦粉の1.2倍のグリアジン(小麦の主要たんぱく質の一つ)が含まれていることがわかりました。このような例は探せばいくらでもあります」

「善意で工夫して製造したアレルギー用食品がかえって添加物のかたまりであったり、特にはカタカナ文字のアレルギー物質をそれとは知らずに使っていることもあります。高くてまずいうえ、アレルギー用食品により症状がおこったという例をよくみます」

などなど、歯に衣を着せず、はっきりと、きっぱりと、「食物アレルギーがあっても食べられるようになるためには、こういう考え方をしたほうがいい」「日常生活ではこのような点に留意したほうがよい」と親身になって教えてくださる姿勢に、とても好感を持ちました。

ムスコが赤ちゃんだった時、当時の主治医に「食べられるものが増えないんです」と相談したら、ろくに話も聞いてもらえず、「そんなの、今のと同じくヒエとかぶと大根でも食わしときゃいいよ。そのうち食えるようになるんだからさ」と突き放され、かなりの医者不信で、トラウマになりました(涙)

そんな時に、伊藤先生の著書があったらよかったのに、と思わずにはいられません。

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テーマ : アレルギー・アトピー - ジャンル : 育児

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