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2012.06.25 (Mon)

男親と男の子って、いいな♪

先週の土曜日、ホタルを見に行ってきました♪
ホタルは成虫になると何も食べず、はっぱについた水を舐めるくらいで、ひたすら光を放つのだそうです。
10日くらいの命を光り続けるとは、なんとも切なくも美しいですね。

渋谷区ふれあい植物センターでホタルの卵を育て、それがホタルになって飛び交うのを室内で見せてくれます。
もしお近くの方は、6月27日までやっていますので、夕涼みをかねて行かれてはいかがでしょうか?

さてさて、ムスコは夫と一緒に空手を習っています。
武道では「心構え」が重要です。

あ、「心構え」が大切なのは、武道だけじゃなくて、日常生活でも同じですよね。
大きな声で挨拶するとか、自分のことは自分でするとか、しっかり相手と目を合わせて会話をするとか、場所をわきまえた行動をするとか……社会生活をするうえで大人にとってはもちろんのこと、子どもにとっても大切なことですものね。

空手の先生から「きちんと道着を自分で着られるようにしましょうね」と言われ、少しずつ、少しずつ夫や私がムスコが道着を着るのを手伝う度合いを減らしていこうと思っていました。

子どもが自分の身の回りのことを自分でできるようにすること。
そして、できるようなった自分を目標とし、諦めず、ねばり強く、頑張る心も重要ですよね。

ところが、ムスコはちょっとした困難にぶつかると、すぐに「できなーい」。
自分でやろうと思えばやれるのに、すぐに諦めてしまいます。
これは道着を着る時だけじゃなく、どんなことでも同じなので、なんとかしなきゃと私は思っていました。

夫にとってもその気持ちは同じだったらしく、日曜日の空手に出かける朝、その気持ちに火がつきました!

ムスコが道着の前をあわせながら「おかあさん、できなーい」と私のところに来たら、「自分でやれ!」とムスコを一喝。
ムスコはびっくりしたらしく、モタモタと道着を着はじめました。

ところが、子どもの指先はまだまだ器用じゃないからチャチャッ思ったように動かないし、道着の厚く固い生地だとさらにハードルが高い!
ムスコは叱られたくなくて焦っているから、帳尻だけ合わせようと、「とにかく結んであればいいや」的ないい加減なやり方をするのですぐに緩んでくる。

夫が「違うじゃないか! ちゃんと見て、同じようにするんだぞ」と言って、自分の道着で着る手順を見せるのですが、そのとおりにできません。
夫が見せてくれるのは向かい合わせなので、ちょうど鏡に映った像のように左右が逆になってしまって混乱するし、道着の生地は固くて、子どもの小さな手ではギュッとしめたりするのが難しいし。

それでも夫は、ムスコが自分でできるようにしてやりたいと思うらしく、何度も何度もやり方を見せていました。
ところが、ムスコは、ちゃんと眼の前で見せてくれることを見ていない!(汗)
「違うじゃないか!」と注意された瞬間に、慌てて着直そうとして自分の道着に意識がいってしまうんです。
自分の手許ではなくて夫のやり方をじーっと見ていないとやり方がわからないのに……。

これはムスコの困った性格なんですよねぇ(涙)
自分でやらなくちゃならないことがあると気が焦ってそちらにばかり気がいってしまい、見なくてはならないものを見ることができません。
見ないと余計わからない、わからないからさらに焦る……悪循環です……。

ふざけているわけでもなく、一生懸命じゃないからでもなく、「なんとかしたい」という気持ちばかりが先走ってしまい、とにかくやり直しをしちゃうんです。
気持ちが空回りしちゃうとでもいうのでしょうか。

夫は何度も説明し、何度も着る方法を見せてムスコが目で見て学び、手を動かして実際にできるようにするため、苦心していましたが、さすがに我慢がならなくなり、「おまえの目はただの穴なのか! ちゃんと見ろ!」と怒鳴っていました。

もし私だったら間違いなく、「ここまで頑張ったんだから、ま、いっか。次は自分でやろうね」と言って手伝っています(←これがいけないんだけど。汗)
気持ち的には夫に「もう、いいじゃない!」と言って、ムスコをかばってやりたかったんです、ほんとは。

でもね、夫がなぜ一生懸命ムスコに自分でさせようとしているのか考えたんです。
ムスコが大きくなったら親が守ってあげられるわけではありませんよね。
だからこそ、夫はムスコが自分のできることはちゃんと自力でやり遂げるクセをつけたいと思ったんでしょうね。

それに、私は基本的に夫のやり方に口出さないことにしています(←自分が祖父母にされて、とってもイヤだから)
夫が叱っているところで私が口出しをしたら、せっかくの父親の思いが無駄になってしまいますよね。
また、夫が叱っているところに私も一緒になって注意したら、ムスコは逃げ場がなくなってしまうので。

だから、片方の親が叱っている時にはその思いを尊重するほうがいいと私は思っているので、私は夫だけに任せることにしました。

あえて私は、夫とムスコがいる部屋には行かず、隣りの部屋でもくもくと洗濯物を片付けつつ(ちゃんとドアは開けてね!笑い)、耳をダンボにしていました。
小さなできないことをクリアしていくという頑張りを繰り返すことで、大きな困難が眼の前に起こってもそれに向かっていく気持ちになれるようにと願いつつ……。

正直なところ、夫がそのうち腹を立ててムスコを怒鳴り散らすのではないかと思っていたのですよ。
あるいは手を出すとか、ね。
だって、夫はすぐにカッとするタイプなので(笑い)

ところが、夫は口調こそ厳しいものでしたが、できないムスコに付き合い、繰り返し、繰り返し説明し、最終的にはムスコは自分で道着を着ることができたようでした。

いやー、自分を律することって何より難しいことなのに、と感心しました。
ムスコへの愛情があればこそ、できることなんでしょうね。

夫が手を貸したらすぐに終るのに、それをせず、なぜできないのか、どうすればできるのかを一生懸命教えようとしているのを感じ(←自分の感情を抑えつつ)、「男親ってすごいなー」と感動しましたよ。

そして空手に送り出すために玄関に行って、もう1回ビックリ。
さぞムスコは泣いて涙で顔がびしょびしょで鼻水ずるずるかと思ったら、泣いてない!
その姿を見て、感激してしまいました(←やっぱり女親は甘いですねぇ。汗)

そこでハッとしました。
夫は終始、ムスコがちゃんと見ていないからできないという一点だけを伝え、たとえば「バカ」とか「どうしてできないんだ!」といったムスコの能力や人格を否定するようなことを言っていませんでした。
子どもだってプライドがありますし、人格もあるから、それを尊重するというのは大切ですよね。
その一線を超えないところで、厳しい言葉だったけれど、強く励ましていたことを感じました。

もし、夫が「そんなこともできないなんて、おまえはバカか!」と罵倒したり、叩いたりしながらムスコにやらせようとしたら、ムスコはきっと「自分はダメだからお父さんに嫌われたんだ」と感じて、悲しくて泣いていたんじゃないかと思います(←そもそも自信があまりなくて臆病な子なので)。

けれども夫が慎重に言葉を選びながら厳しく教えていたので、ムスコの心にも「自分はダメだ。できないんだ」という気持ちではなく、「おとうさんにいわれるとおりにしたら、いつかきっとできる」という気持ちが芽生えたんでしょうね。
まあ、ムスコにしたら「しらかれたくない」という気持ちで必死だったということもあるでしょうけれども(笑い)

夫は厳しく叱っていたのを私が心配していたのを感じたらしく、ムスコに向かって「やればできるんだから、ちゃんとやらないといけないんだよ。できるんだからさ」と説明し、ムスコもしっかりと「はい」と返事をしていました。

子どもを叱るというのはとても難しいことですが、子どもの人格を尊重するという点を踏まえていれば、厳しい言葉や態度で叱っても親の愛情というのは伝わるものだと感じました。

ついつい、イライラしている時には感情的に叱ってしまうものですが、そういうことを繰り返していると子どもは親の顔色をうかがうようになってしまいますよね(汗)
親だからというだけで、子どものプライドを踏みにじるような言動をしてはいけないですしね。
子どもだって、まだ未成熟だけど、一人の人間なんですものね。

「いいことはいい/ダメなことはだめ」という両親の価値観がぶれないようにし、かつ、ムスコの頑張る気持ちを伸ばせるように厳しくすべき時、励ますべき時を見極めて接するようにしたいと思いました。
たっぷり甘やかすことも大切だけど、そればっかりになっちゃうと問題ですからねぇ、ある程度の年齢になると。

男親の厳しさと男の子の頑張りを見て、「いやー、男同士っていいな」と思ったのでした♪

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テーマ : アレルギー・アトピー - ジャンル : 育児

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