2011年06月 / 05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

2011.06.13 (Mon)

6/12お料理教室のレポートです♪

6月12日(日曜日)、震災支援アレルギー対応お料理教室を開催しましたので、ご報告いたします。

その前に、どうしても書きたいことがあります。
みなさん、ほんとうにたくさんの心のこもったコメントをお寄せくださり、ありがとうございます!
ひとつひとつのコメントに込められた優しいお心のうちを拝見していて、嬉しくて、ありがたくて涙が出ました。
何度も、何度も読み返しています。

大好きなみなさんに「大好きだよ」と言っていただけたこと、言葉にできないほど嬉しいです。
「待ってるからね」と言ってくださり、ほんとうにありがとうございます。

いただいているコメントのお返事は数日中にさせていただきます。
もう少しだけお時間をくださいね。
よろしくお願いいたします。

****************************************

昨日のお料理教室ですが、11人のママたちと6人の子どもたちに参加してもらい、大賑わいでした♪
ムスコと私を加えて19人!
壮観でしたよ~。

私の初めての教室ということであり、ものすごく段取りが悪くてバタバタで、レシピのことや作るコツをみなさんにきちんとお伝えできなかったのは猛反省点(←ほんとうにスミマセン!!!!)
ママたちにたくさん、たくさん助けていただき、なんとか予定した分を作ることができました。
みなさん、ほんとうに、ほんとうに、ほんとうにありがとうございました!!!!

Norinoさんはお料理教室が始まる前からいらしてくださり、「お留守番」「お料理アシスタント」「子どものお昼ご飯の段取り」など、全般にわたって、ものすごく、ものすごーーーーーーくお世話になりました。
Norinoさんがいなかったらどうなっていたか想像するのも恐ろしいほど、たくさん、たくさん助けていただきました。
心から感謝しています!! 

今回のお料理教室でたくさんの感動がありました。

ほとんどの方と初めてお目にかかったのですが、会った瞬間から、まるでずっと友人だったかのような親近感♪
私はこんなにたくさんの食物アレルギーっ子のママたちとお会いしたのは初めて。
始まる前まではものすごく緊張していたのですが、お会いできたのが嬉しくて幸せで、緊張なんて吹き飛んじゃいました。

保育園ではスタッフからもママたちからも「大変な苦労をしているママ」と腫れ物に触るようにされていますが(←私の被害妄想? 笑い)、昨日はアレッ子ママたちみんなと日常生活で感じていることをそのままに話すことができ、しかもお互いに「そうそう、そうなのよ~」「うちも!」と超盛り上がりました♪
ニコニコ笑顔の話の輪があっちでも、こっちでもできあがっていて、「井戸端会議」の楽しさを味わいました。
いやー、ほんとうに楽しいですね、気兼ねないおしゃべりって。

子どもたちも最初は緊張していておとなしかったのですが、小さい子たちが多くて年齢的に近かったこともあり、慣れてくると一緒に遊んだり、一緒に走り回ったり、一緒にイケナイこともし(笑い)、とても仲良くなっていました。
わざと見えている前でイケナイことをし、叱られると「きゃはははは」と笑いながら逃げる姿も可愛かったです(笑い)

それに、子どもたちが集まってできあがったお菓子をつまみ食いしている姿を見つけても、「きゃー、何食べてるの! アレルゲン入ってない?」と絶叫するのではなく、「食べ過ぎるとなくなっちゃうよ~。ちょっとだけだよ」と笑って言えるのも最高でした♪
子どもたちも「つまみ食い」や「立ち食い」、楽しかったみたいですねー(笑い)

ムスコは寝る時になっても「もっとあそびたかった。みんなにおとまりしてほしかった」とグズグズ。
そうだよねー、お友だちと保育園以外でほとんど遊んだこと、ないものね。
こんなにたくさんの子たちと一緒に騒いで、一緒に食べるなんて、初めての経験で楽しかったよね~。
おかあも、ものすごーーく楽しかったよ。

みなさんのおかげで、とにかく、とっても、とーーーっても幸せな日でした。
たくさんの友人ができ、食物アレルギーと向き合うのは自分ひとりだけの孤独な作業ではないのだと思え、心がものすごく軽くなり、元気がわいてきました♪
「仲間がいる」って、ほんとうに素敵なことですね。

さて、作ったもののご紹介です(←当日は撮影している余裕がなかったので、これは試作した時に撮りました)。

これは、タピオカ粉クッキー。
でんぷんに組み合わせるパウダー類の変化で食感が変わるのが面白いのです。

お好きなパウダーを選び、みなさんに「実験」していただいたのですが、几帳面に同じ厚さになるように生地を横からのぞきこんでいる方あり、薄く、薄く伸ばしてらっしゃる方あり、型からはずす時に割れちゃっても気にせずの方あり、黙々と作業に集中しておられる方あり、チャッチャッチャとあっという間に終えてしまう方あり……。
童心に返ったようなみなさんの表情、とっても可愛かったです♡

110608_1023~01

タピオカ粉と重曹で身体に優しいキャロブ&カボチャの米粉マドレーヌ。
焼く時に使った型は、ご自宅での復習用にお持ち帰り♪

レシピ通りに作っていただいて、「なんだかウイロウ気味だわ」とおっしゃっていた方にはご説明したのですが、水分が多くなるとウイロウ気味でもちもちしますが、ホットケーキの生地の固さより少し固めにしていただくと、ふんわり焼き上がりますよ。
ぜひ、レシピは絶対的なものではなく、米粉は室温や湿度に影響されることを頭の片隅に置いていただき、分量の水を最初に全量入れず、様子を見ながら調整なさってみてくださいね。

私のレシピの分量は少なめなのですが、それは天板1枚で2種類のお菓子を作るためです。
タピオカ粉クッキーとキャロブ&カボチャの米粉マドレーヌ(使っていただいた型1枚分)であれば、焼く温度も焼き時間も同じなので、一緒に焼き上げられますよ。

重曹は水に触れると反応が始まってしまうので置いておくと膨らみが悪くなるので、先にクッキーを作って天板に並べ、あとからマドレーヌを型に流し入れて乗せてすぐに焼くと、両方いい具合に出来上がります。
お試しください♪

110608_1633~01

米粉餃子 ゆかり風味&ソース風味。
お醤油やオイスターソースを使わないで作る餃子です。
下味がついているので何もつけなくても食べられ、時間が経っても固くなりにくいのでお弁当にも便利です。

餃子の具に白菜の芯を使い、葉っぱのほうは白菜サラダにして、ひとつの食材を2品に使い回す作戦♪
サラダが不要なら、白菜の芯と葉っぱの両方を使うことになるので、レシピよりも白菜の量は少なくていいですよ~。

当日は白菜がものすごく大きかったため、レシピのとおりに作ると味が薄くなってしまいましたが、レシピは目安なので、お好みでどんどん変えてくださいね。
何度も調整しながら作っていただき、「お家のレシピ」になったらとても嬉しいです。

米粉の皮は打ち粉をしながら作るので生地を練り直すとヒビが入ってしまうのですが、それもまた手づくりの味。
餃子の復習のため、粉をお持ち帰りいただきました(←マイベイクフラワ80グラムー+タピオカ粉20グラムのミックス)。
湿度や気温に非常に左右されるため、生地を作る時には一気にレシピの全量の熱湯を入れず、必ず5グラムくらい残し、こねてみてから様子を見て加えてくださいね。
熱湯を入れた瞬間は足りなそうでも、こねていると最適な状態になることが多いです。
白玉団子くらいの固さになるとちょうどいいので、ご自宅でも作ってみてくださいね♪

110609_0848~03

野菜ディッシュ&とろろ昆布と梅干しのスープです。
野菜に塩をふりかけて30分ほど置くことで、野菜の甘さと旨味が出やすくなります。
野菜の旨味が出たスープにとろろ昆布と我が家の3年寝かせた梅干しを入れて飲むのですが、優しい味です。
我が家の手作りで3年寝かせた梅干しを使いました♪(←夫とムスコが作りました)

110608_1011~01

ここに掲載したものに加え、れんこんの塩きんぴらと白菜サラダも作りました。
どう考えても、時間的に6品は無理で、大幅に時間を延長してしまい、ご迷惑をおかけしました。
パパに「どうしてこんなに遅くなったの?」と叱られちゃった方もおられるのではないかと思いますが、ほんとうに申し訳ありません!!!

今回のお料理教室では、小麦・卵・乳・大豆・ナッツ・とうもろこしも不使用にしましたので、素材の味が際立つため、調味料が大きなポイント。
素材の味をしっかりと支え、味がぼんやりしないように引き締め、奥行を出してくれるのが、おいしい塩と油です。

なので、当日は参加してくださった方々に5種類(イタリア岩塩・イタリア海塩・モンゴル岩塩・フィリピン海塩・石垣島海塩)の手づくりの塩と、2種類の菜種油(手づくり一番搾り2種)をテイスティングしていただきました。
海の塩と山の塩ではもちろん違うし、どこの海の塩かでも味は変化しますし、天日干しで丁寧に釜焚きした塩はしっとりしていてまろやかさも出るので、ほんとに塩は奥が深いです。
他の調味料がなくても味に深みが出るので、塩は絶対においしいものを買ったほうがお得ですね。

そしてママたちには、お好みの塩を選び、お菓子やお料理の味付けをしていただいたのですが、「この塩、おいしい!! こっちは塩味が違う! おもしろ~い」。
菜種油の香りをかぎ比べていただくと、「菜種油、全然違うね~。こっちはごま油みたい」と好奇心一杯の顔で、目をキラキラ☆

調理をしたり、テイスティングをしているみなさんの全身から「おいしいものを作って食べさせてあげたい」という愛情がいっぱいに感じられて、感動しました。
料理は愛ですね♡

私、考えてみたのですが、こんなにいっぱい笑ったのは、ムスコが生まれてから初めてのことです。
みなさんの大きな愛情にたっぷりと触れさせていただいたおかげで、「アレルギーだから気をつけなきゃ」と無意識に肩に入っていた力が抜け、心も身体も軽くなりました。
人と会い、笑顔になることは何にも増して心のクスリになるのですね♪

ほんとうに、大いに話し、大いに笑い、大いに食べ、とても楽しい日でした。
時間がなくてみなさんおひとりおひとりをゆっくりおしゃべりできなかったのがとても残念だったので、次回以降はもっと少人数で、もっとたーーーーーくさんお話できるようにしたいと思っています。

みなさん、ほんとうにありがとうございました!
たくさんのおいしいおみやげ、ありがとうございました!
非常に未熟な講師だったのに、「楽しかった♪」と素敵な笑顔と笑い声をありがとうございました!!!!!

末筆になりましたが、みなさんのご協力で義援金も多く集まりました。
重ね重ねありがとうございます!

*************************************

<震災支援アレルギー対応お料理教室収支報告>
=収入=
参加費:¥27,500
義援金:¥13,500
=支出=
食材費:¥13,948
会場使用料:¥8,000

義援金送付先:あしなが育英会:東日本大地震・津波遺児支援募金
義援金送金額:¥19,052
送金者名義:アレルギーっ子の食を考える会
*お料理教室にいらしてくださったみなさんの思いが伝わるようにと思い、名義を考えました。
今後も、お料理教室を開催するたびにいろいろな団体に寄付をしますが、いつも同じ名義で送金することにしたいと思います。
110614_1210~01振込み控えです。クリックすると大きくなります。

*************************************

お料理教室の数日前のことです。
みなさんと一緒に作るお料理やお菓子を一通り作り、レシピの微調整をしていました。
ムスコは私のそばにぴったりとくっついて、「あっちに行ってて」と言っても、「やだ~、ここにいる」と離れてくれず、狭いキッチンにおもちゃを持ち込み、私の足下で遊んでいました(←あああー、集中できない。涙)

試作した3種類のタピオカ粉クッキーをお皿に載せて渡すと、かじって「うんうん、うんうん」
気に入ったらしく、ニコニコして「つぎ、こっちのいろ、たべていい?」と言いながら次々に食べていたと思ったら……

「あのさー、おかあ、これ、おはなのうえにツブツブをつけたら、もっとキレイじゃない?」と言った後、「そうだっ! これ、ヒサイチにおはなのくびかざりにしておくるのはどう? このまえ、ヒサイチのこどもたちにおくったけど(魔法の箱を送った話です)、これもおくったら、よろこぶんじゃない? こわれちゃうから、かたいクッキーにしてさー。おかあ、いっておくけど、『ガリガリ』じゃなくて『カリカリ』にやくんだよ。『ガリガリ』にやくと、ボクはたべられるけど、きらいなこがいるかもしれないから。『どうやってつなげればいいかな?』っていうのは、おかあがかんがえればいいよ」

な、な、なんと壮大なプロジェクト……。
ムスコの言葉に驚きましたが、お花のクッキー首飾りを作って被災地の子どもたちへ、と言ってくれてとても嬉しかったです。
被災地で暮らしている人たちのことを、いつも忘れないでいてほしいですから。
復興には長い時間がかかるでしょうし、ムスコが大きくなってもずっと心をつないでいてくれることを願っています。
でも、食感と強度のバランスまで言及するなんて、さすが大量の失敗作を食べさせられているアレっ子だわ(汗)

さて、次回の被災地支援チャリティーお料理教室とホメオパシーティーサロンですが、秋に開催予定です♪
詳細が決まったらお知らせします。

チーム・アレルギーさんから有機三年番茶を差し入れしていただいているので、次回、みなさんとおしゃべりしながら飲みたいと思っています。
この有機三年番茶は古いお茶の樹の葉だけでなく、茎も含めて長期熟成しているので、一種の「ホールフード」ですね。
お茶の樹の命を丸ごといただくような感じで飲むと、身体のすみずみにまでおいしさが広がっていく感じがします。

ご都合が合えば、ぜひ、お料理教室とホメオパシー・ティーサロンに遊びにいらしてくださいね。


にほんブログ村 料理ブログ アレルギー対応食へ
にほんブログ村今日もよろしくお願いします♪

こちらもどうぞよろしくお願いします。








スポンサーサイト

テーマ : アレルギー・アトピー - ジャンル : 育児

12:00  |  お料理教室  |  トラックバック(0)  |  コメント(28)

2011.06.04 (Sat)

大好きなみなさんへ

大好きなみなさんへ

今日はご報告があって記事を書いています。

私はこれまで、ムスコとの生活やムスコから教えられたこと、ムスコのアレルギーを少しでも良くしたいと考えてやってきたことなどを記事にしてきました。
試行錯誤しながらムスコとともに積み重ねた4年の年月の中で、アレルギーというのは生活や環境と切っても切り離せないものだという確信のような気持ちが芽生えてきました。

食べることは生きることであり、生きることは愛すること。
人間が生きるためには、清浄な土と水と空気が育ててくれた食べ物が必要です。
そして、広く深い愛によって、人間はより大きく育つことができると感じます。

ママたちが愛情いっぱいに私のレシピを調理してくださり、お子さんたちが喜んで食べてくれたお話をうかがう時、心の中がほかほかと温まるような幸せを感じていました。
食物アレルギーがあっても「おいしいね♪」と食べる楽しみを味わってくれるアレっ子が増えること、そしてママたちと愛しい子どもたちが健やかな成長のためにはどうすればいいのかを語り合うことは、私の喜びであり、心の支えでもありました。
だからこそ、もっと私の思いをお伝えしたいと思っていました。

しかし、私の思いを伝えることで悲しくなったり、不愉快になる方がおられるのであれば、ほんとうに申し訳なく思います。
そして、私のレシピを求めてくださる方がおられるのは非常に光栄なことですが、私のレシピというのは、料理研究家が仕事としてレシピを考えているのとは異なり、私の個人的な考え方や価値観などを反映して出来上がってきたものです。
レシピだけが単独で存在するような性質のものではないため、レシピだけを紹介するブログに変更することはできません。

アレルギー性疾患という西洋医学では特効薬のない病いを、みなさんと心を合わせることで乗り越えていきたいと願っていました。
子どもたちの健康と幸せだけを祈るような気持ちで暮らしてきました。

銀河系にある星々よりもたくさんあるブログの中から私のブログを選び、遊びに来てくださっていたみなさん。
その稀有なご縁に深く感謝していました。
今もみなさんのことが、ほんとうに、ほんとうに、大好きです。

切なくて、涙があふれてきそうですが……無期限でブログは休止します。

ブログを開設してから3年目になりました。
ずっと応援してくださり、勇気づけてくださったことに、心から感謝申し上げます。
みなさんの健やかなで幸せな暮らしを心よりお祈り申し上げます。

大好きなみなさんに、またいつかお会いできますように。


追伸:
コメントをいただいていてまだお返事を差し上げられていないみなさん。
お待たせして申し訳ありません。
少しずつお返事をさせていただきますので、気長にお待ちいただければと思います。

6月12日に予定しております震災支援アレルギー対応お料理教室は予定通り開催いたします。
ご参加くださるみなさんにお目にかかれるのを楽しみしております。
いらしてくださって、ほんとうにありがとうございます。

有り難いことに、ご要望を多くいただきましたので、今後もお料理教室やホメオパシー・ティーサロンは不定期に開催していく予定です。
ブログで記事の更新はしませんが、告知や報告はこのブログに掲載いたします(←鍵コメントでご連絡先を残していただければ、予定が決まり次第ご連絡を差し上げます)。
一緒に作ったり食べたりしながら、身体に優しい食について考えていけたらと思っています。

テーマ : アレルギー・アトピー - ジャンル : 育児

17:00  |  食物アレルギー  |  トラックバック(0)  |  コメント(66)

2011.06.03 (Fri)

あんこマーブル米粉マドレーヌ(小麦・卵・乳・大豆・ナッツ不使用)

玄海町長、原発の運転再開「6月中旬にも了解」 福島事故後で初 という衝撃的なニュースがありました。
なぜ、福島第一原発事故が収束もしていないうちに、そして各地で余震が続いているうちに、このような判断を玄海議会が下し、それを町長が追認したのか、私には理解できません。

「議論を尽くした」とは言うものの、運転を続ければ続けるだけ増加する高レベル放射性廃棄物の処理方法や、事故が起こった時の危機管理といった、もっとも大切なことについての議論は尽くされたのでしょうか?

近視眼的に見れば、原発は、産業のない地域の地域住民の「経済活性化」をさせたのかもしれません。
しかし、その「経済活性化」の代償は、地域住民の「健康」「日常生活」「命」です。
いってみれば、原発の問題を生活の問題へと政治的に置き換えられたということでしょう。
そうしたことを議会では話し合い、住民が原発に依存せずに暮らせる途に関しても議論が行われたのかが気がかりです。

人生をかけて築き上げてきたものすべてを奪われ、着の身着のままで知らない土地に避難させられた福島県の避難区域の住民たちの悲嘆と苦悩を見て、何も思わないのでしょうか?
事故が起これば、その地域の文化も生活も経済もすべてが崩壊します。
高レベル放射性廃棄物は、子ども、孫、ひ孫……4000世代以上かけないと生物に対して無害とはならないのに、大人の勝手でさらに増やしてしまうなんて。
子どもが無理矢理、負わされるものの大きさを考えたのでしょうか?

終生、市民科学者として活動なさった高木仁三郎さんは著書原発事故はなぜくりかえすのかの中で「人々が求めるものは何か」「科学技術における安全とはどのようなものか」について深い議論を重ねない限り、何も本質的なものは見えてこないと指摘しています。

今は亡き高木さんは最後のメッセージでこう書いておられます。
「原子力時代の末期症状による大事故の危険と結局は放射性廃棄物がたれ流しになっていくのではないかということに対する危惧の年は、今、先に逝ってしまう人間の心を最も悩ますものです。
後に残る人々が、歴史を見通す透徹した知力と、大胆に現実に立ち向かう活発な行動力をもって、一刻も早く原子力の時代にピリオドをつけ、その賢明な終局に英知を集結されることを願ってやみません」

そして、高木さんと同じように、原子力エネルギーは私たちに害悪を与えこそすれ、恩恵を与えることはないということをアカデミズムの立場から住民の目線の高さで発言し続けてきた方々がいます。

なぜ警告を続けるのか~京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち~

<番組説明>
大阪府熊取町にある京都大学原子炉実験所。ここに脱原発の立場から活動を続けている”異端”の研究者たちがいる。原子力はわが国の総発電電力量の3割を供給するまでになったが、反面、去年の中越沖地震で柏崎刈羽原発が「想定」を上回る激しい揺れで被災するなど、技術的な課題を完全には克服できていない。番組では、国策である原子力推進に異を唱え、原子力の抱えるリスクについて長年、警告を発し続けてきた彼らの姿を追う。その言葉はエネルギーの大量消費を享受する私たち国民一人ひとりへの問いかけでもある。

これは2008年10月19日に毎日放送(MBS)で放映されたドキュメンタリー番組であり、国内外のコンクールで高い評価を受け、芸術祭賞を始め、日本民間放送連盟賞、日本ジャーナリスト会議賞、ギャラクシー特別賞、さらにはテレビ界のアカデミー賞といわれる国際エミー賞の最優秀賞を受賞しています。
「地域に密着したドキュメンタリー」という立場から、「原子力エネルギーとは生活にいかなる影響を与えるものか?」を淡々と描いている非常に良い番組です。

この番組の中では、原子力に反対する立場をとる専門家だけでなく、原子力と向かい合う住民の思いも語られています。
小さな赤ちゃんをだっこしながら京都大学原子炉実験所・小出裕章助教に質問するママたちや、六ヶ所村で再処理施設を目の前に見ながらチューリップ祭りで核の問題をともに考えようとする女性や、自分の民宿の目の前の岬に建設予定となっていた原発の反対運動の中心となった方など、さまざまです。

1時間弱の番組なのですが、全編を通して見る時間がないようでしたら、41:00頃からラストまでの10分ほどだけでもご覧になっていただけたら、と思います。
東北大学で行われた原子力エネルギーの討論会のあたりからになるのですが、この討論会では賛成と反対のそれぞれの立場から専門家が発言していて、私たちが原子力に対して感じる不安というものへのひとつの回答になっているかと思います。

国や行政を動かす私たちの声が届くのが、どうか、手遅れになりませんように。


あんこマーブル米粉マドレーヌのレシピはこちらからどうぞ。

テーマ : アレルギー・アトピー - ジャンル : 育児

12:00  |  米粉・高野豆腐おやつ  |  トラックバック(0)  |  コメント(16)
 | HOME |  NEXT